利休箸の話

利休箸は両口の箸の形態です。

一方の端は我々人間が使い、もう一方は神様がお使いになられるそうです。

日本人の食に対する思いが伺えます。

 

 

私の作る利休箸は、一昼夜漆に漬け込んでおきます。

   名付けて「漆漬け箸」

つまり箸の木地自体に漆を染み込ませてやります。

 

画像は約3年ほど毎日使い続けたものです。

明らかに強度が違っています。

 

漆の強さは、時間が経つと明らかに違いがわかります。

 

漆を生地に染み込ませることを、「木地固め」といいます。

 

一番手抜きをされる工程ですが、やはり一番大切な工程ですね。

 

 

先日、名古屋のミッドランドスクエアのお箸専門店の店長様がご来店。

写真を数枚とっていかれました。

ブログの記事になっておりますので、ご覧下されば幸いです。

箸ギャラリー門:ブログ

http://www.hashi-gallery-mon.jp/kyotoblog/index.php?eid=130

ここへ伺うと、箸作り職人の意地とこだわりをいつも感じます!